理念と方針
呈峰會館とは
「呈峰會館」會館名の意味
呈峰の「峰」に込められた意味は、この山の「峰」という目標を目指し、皆で稽古に励むという意味です。
呈峰の「呈」に込められた意味は、指導者や先輩が今まで登ってきた道筋を後輩に呈示し、後輩の上達や成長を助ける
という意味です。
呈峰會館とは、指導者や先輩が後輩の上達や成長を助け、皆が同じ目標を目指す場所と言う意味からつけられ名称です。
呈峰會館道訓
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呈峰會館の理念
万民技操(1985年4月より使用)
年齢・性別に関係なく、万人が武技を操れるようになる事を表します。試合という優劣を競う事ではなく、「根性」
や「気合」と言った精神論でもありません。固有の身体能力に頼るのではなく、万人が納得出来る指導です。
英雄一辺
英雄とは、大きな仕事をした人のことを言うのではありません。自己の持ちうる能力を十分に発揮し、誠意を持って
職務に当たり続けられる人を英雄と言います。
一辺とは、一つの形(組織)を作り上げる構成要素の事を言います。
活躍という皆から必要としてもらえる場所(一辺)を見つける事で、心身ともに活力が増し、充実した人生が送れる
ようになります。
呈峰會館の考える武道とは
「武道」は公益財団法人日本武道館の「武道の定義」に明記されている通り、「人間形成」が目的です。人間形成を一言でいうと、自分本位ではなく、皆と助け合う社会を構築できる人になる事です。
その為には成長過程で多くの事を学習する必要があります。色々な経験をし、性格や考え方などが形成されいくからです。
「武道」は「武術」とは異なり、人と戦う技(試合を含む)を身につける事を目的としていません。目的の違いをよく理解する必要があります。
「武術」は明治時代に学校体育教材として文部省に申請しましたが、1883年の近代教育で「剣術」・「柔術」は身体教育の観点から「原則として否定」「体育教材として不適当」という判断により学校教材に組み込まれませんでした。
また、「剣術」・「柔術」の商業的・興行的な面も調査され、二度に渡り不適当と判断されました。*¹
呈峰會館は、「自分らしくいたい人」の集まりです。
呈峰會館は「武道」の本質である「人間形成」を求める人達が集まる場所であり、安心して自分らしく活躍できる場所です。
自分らしく活躍できる場所がある事で育まれる自信や精神的安定は、日頃の生活の活力と挑戦する勇気を生み出します。
また、多くの仲間と関わる事でコミュニケーション能力も高くなり、ルールを守るという躾の大切さも身につきます。
試合という競技を目的とはしていません。
呈峰會館が指導する実技は、「組討道」という「護身術」です。試合用の実技ではありません。
護身術を学においても、試合用の実技を学においても、実技が向上するかどうかはその教室で全ての人が納得出来る段階的指導が確立されているかどうかが重要です。
当會館の段階的指導は、当會館固有の内容です。試合でも結果を出すことは出来ますが試合は頑張らなくて良いです。【過去の対外試合の結果についてはこちらよりご参照下さい。】
「武道」の目的や「呈峰會館」の目的は、日本最古の兵法書「闘戦経」*²が紹介する「武」の本質です。
引用文献
*1:中村民雄「明治期に於ける武道の正課編入過程に関する研究」手引出版 56-58貢
*2:大江正房「闘戦経」手引出版 第一章
呈峰會館で修得できるもの
空手道という「突き」・「蹴り」の方法
空手道とは、「突き」と「蹴り」という打撃技に特化した武道で、武器法や相手を投げる技法はありません。
組討道という「制圧」・「確保」に至る方法
空手道の突き蹴りを習得した上で、「投げ技」と「武器法」を覚えていきます。
最終的な目標は「制圧」・「確保」であり、戦う手段を学ぶことではありません。
組討道は護身術です。詳細は「組討道とは?」をご覧下さい。
「組討道」の名称は「登録商標登録 第5272861号」により、使用する場合は当會館の許可が必要となります。
呈峰會館の特徴(使用する場合は會館の許可が必要です。)
- オリジナルカリキュラム
個々の武技の効果を覚える基本稽古から始まり、その武技を段階的に使えるようにする稽古体系を確立しています。 沢山ある「形」を安易なものから順番に覚えて行く、使い方とその種類を沢山覚える稽古ではありません。
- 「零距離戦術」及び「ゼロ距離戦闘術」(当會館発信の言葉です)
「近接の間合い」という表現はありますが、距離を明確にした戦闘法は他に無く、当會館独自の戦術です。
- 親子で一緒にできる(基礎体力の向上)
年齢や性別に関係なく、3歳以上の誰もが、同じ時間に、同じ場所で、同じ内容の稽古をする、呈峰會館発祥の稽古方法です。競技(試合)が目的となれば、絶対に出来ない稽古内容です。
この稽古内容から学ぶものは、年齢に関係のない人間関係の構築や、コミュニケーション能力の向上です。
※当會館以外でも上記3項目に似たような言葉が使われていますが、当會館の技術体系をぜひ実感して下さい。
健康
創始者の言葉
私の母が脳溢血で倒れた時の事ですので。病院で母の手を握りながら「母さん幸せな人生だったよね」と話した事があります。母は84歳の誕生日の少し前に倒れたのですが、その年まで大きな病気も無く、薬も飲まず、食事制限も無く、内臓・血管はとても健康な人でした。
毎日朝早くから夜日が落ちてしまうまで田畑で野良仕事をしており、楽しみといえば畑で隣の人と話をして笑っている事ぐらいでした。
毎日朝から夜まで仕事をし、沢山汗をかき、沢山水を飲み、笑ってすごす事を楽しむ人生のように子供からは見えていました。
50歳も過ぎるとお医者さんからの指示で色んな薬を飲んでみたり、食事制限が必要になったりする方が多いと思います。健康は今が一番健康であり、それを維持する事が大切と思って頂きたい。ゲームのように、何かしらアイテムを拾うと力が付いたり、うまく行かなければやり直したりは、人生にはありません。単にサプリメントのように栄養のあるものを食べるだけでは、
体が必要としていなければ排尿・排便されてしまうだけです。
運動をして、少しでも薬を飲まなくてすむように、また現在飲んでいる方は飲む量が減るようになり、出来れば子供の頃のように何でも苦にならずに動けるようになる事が健康になる事だと思います。
お問い合せ先
三河本部・事務局(郵便物の送付はこちらへお願い致します。)
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電話番号:0564-54-3060 FAX:0564-54-3054
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