会長・館長

ご挨拶

特定非営利活動法人呈峰會館は、誰かと争って勝つ事や、試合に出場する事は目的ではありません。
親子でも、一人でも、シニアでも、誰でも出来る組討道・空手道を指導しています。
組討道とは、空手道という「突き」と「蹴り」に留まらず、棒を用いて相手を叩いたり、掴んだ相手を投げ、「制圧・確保」という完全なる終息を目的とする実技内容です。それが出来るほどの技量を持ちながら、戦う事を避け、学んだ実技で安全に逃げる時間を作り、怪我をしないように危機から脱出する事が当會館の考える護身術です。
また、呈峰會館では危機からの脱出や危険な状況に近づかないという実技だけでなく、生活習慣病等日頃の生活に制限が加わらないよう運動によって自己の「健康」を維持・管理する事や、絶えず規範を自分の外に持ち、置かれた環境でのルールを守る「しつけ」が受け入れられる人となる事も同じく護身術と考えます。これらを理解できる人が増えれば、誰もが安全で健康的な生活が送れるようになります。
自分自身を高める事は年齢に関係無く、自らが範を示す事でその周りの人を感化出来ます。
このような環境を提示し、修得できる実技と学科のそれぞれに、階段を独自で作成しているのが呈峰會館であり、社会で必要とされる人となるよう「見習い錬士」と共に人生の居場所を構築する事が「人を育てる」事だと考えます。