入門案内
始める前に(他に無い当會館の特徴)
始める前に(他に無い当會館の特徴)
- 親子で一緒に、同じ時間に稽古ができます。もちろん親子でなくても大丈夫です。
- 腕立て伏せや腹筋など一人で出来る事は、稽古中行いません。稽古をしに来きているからです。
- 一般部登録の方は、他の支部で、週に何度稽古をしても余分な費用は頂きません。
*他の支部で稽古をする際は、會館より毎年発行の会員証又は、警察官は警察手帳の提示が必要となります。もし無い場合は稽古をご遠慮させて頂く場合が有ります。 - 30歳を過ぎて競技に参加できなくなると道場の片隅に追いやられるというのがごくごく一般的なこの世界ですが、当會館では3歳以上なら上限・性別は問いません。皆一緒に稽古します。
- 怪我はしてはいけないものと考えます。稽古中の怪我を自慢するのはだめです。怪我をして稽古ができない時間を作るより、その分、正確な稽古を沢山経験したほうが、技量も上がり健康にもなれます。
- 競技(試合)を意識した指導はいたしません。
- 体力に不安のある方は、個々の技について20回行う所を減数して結構です。ゆっくり回数を増やすようチャレンジしましょう。
- 学校や仕事の都合で遅れてもかまいません。その場合は十分準備体操をし、稽古に参加してください。
- 同居の家族で3人目からは、月会費が半額となります。月会費以外の費用請求及び競技・グッズの強制は一切ありません。
- 入門制限があります。規約にて決まっておりますが、体験時と入門時に説明又は書面にてお渡しします。
- 初期費用は、分割払いでも大丈夫です。
稽古内容
万民技操 = 誰もが技を使いこなせる様になって頂きます。
準備体操・基本稽古・相手をコントロールする稽古・指定組手・ 自由組手・投技・制圧方法とステップアップしますが、
それぞれの技についてのポイントを毎回指導者が説明しますので、合理的に理解と上達できます。
*通常の稽古は基本稽古が主となります。
技を覚えて、その有効性を理解しないと、組手をやってもその人固有の身体能力に頼るだけとなるからです。
稽古に参加の際には
- 稽古に来られた場合必ず道場と神前(ある場合のみで結構です。)に挨拶しましょう。
- 服を着替えて稽古に参加する場合、指導者に挨拶してから参加しましょう。
- 返事はすべて「はい」ではなく、「押忍」というようにしましょう。
- 稽古の最初と最後に「黙想」をし、「道訓」を唱和します。
- 最初は少し違和感がありますが、すぐになれると思います。
- まずは最初の雑巾がけから始めましょう。
オリジナルカリキュラム
呈峰會館では、当會館独自のカリキュラムがあります。
(會館独自の実践的な稽古体系と日本古来の精神性を融合したもの)
当會館の全支部ではカリキュラムに沿って同じ指導をしておりますので、効率的に技量が上がります。(強くなります)
*怪我をして稽古を休むより、カリキュラムに沿った稽古を沢山して頂く方が、効率的に強くなり、そしてその運動量に比例して健康になります。
カリキュラムについて…従来の空手の稽古との比較…
~従来の空手の稽古では~(多くの空手流派の指導形態)
- 普段の稽古以外、又は稽古中に重い物を持ったりする補強運動(いわゆる筋トレ)が必要となります。
- 稽古の中で、退会者を少なくする為にゲーム性を取り入れた稽古を行います。(飽きてしまって辞める事が一番多い様です)
- 審査において、普段行わない技や審査用の科目を覚えないといけない側面があります。
- 試合(競技)が非常に重要という考えから、基本より試合に有効な技を反復練習します。
- 試合用の稽古は、組手が主体となりますので、怪我が増えます。
- 子供・大人・女性・壮年、それぞれの稽古が別々のものとなります。試合に参加出来なくなれば、形(かた)中心の稽古を行います。
~当會館の稽古では~(当會館固有の指導形態)
- 補強運動は必要ではありません。普段の稽古の中に相当の運動が網羅されています。自分の体以外の重い物を持つ必要はありません。
- 稽古は組討道(空手道)という武道を目的に通って来て頂く訳ですから、遊びを取り入れる必要は無いと考えます。むしろ稽古時間が足りなくなってしまいます。
- 実際に使える事のない形式上の技・科目は、覚える必要はありません。
- 試合(競技)は必要ありません。ですので試合の案内をする事もありません。ただ、試合に参加してみたい人を止める訳ではないので、本部事務局までお問合せ下さい。
- 準備体操・基本稽古・相手をコントロールする稽古が主体となりますので、怪我はまずありません。
- 3歳以上の総ての人が同じ基本を一緒に稽古します。他の空手教室に無い当會館固有の指導形態です。形は伝統空手の稽古方法なので、行う予定はありません。
まとめ
- せっかくこの武道を始めて頂く訳ですから、使える様になって頂きたい。形式的に覚えた技は、使える様にならないし、忘れてしまいます。ただ何となく知っているだけのものとなってしまうでしょう。
- 白帯から黒帯まで一貫した稽古の中で、全部覚えて理解して頂ける内容となっております。 ※技を覚えても、その有効性を理解しないと、組手をやってもその人固有の身体能力に頼るだけとなるからです。
- 稽古や審査等で、級・段によって覚える内容を変えたりする流派がありますが、当會館では帯の色イコール技の熟知度合いです。 ※帯の色イコール覚える技の内容という考え方は取り入れておりません。
本来使える技を級・段に応じて制限したり、実際に使えない技も増やし、技の数を小出しにする手法より、すべて使える様になって頂きたいと考えています。
尚、試合(競技)で使う技においても、組討道で行う技に含まれております。ですので、試合に興味のある方でも、普段の稽古だけで容易にチャレンジ出来ます。
先人が遺して頂いたものを、現代に使えるようアレンジをし(刀や槍を持って外出は出来ませんので)、
当會館独自のカリキュラムによって、体の使い方・呼吸法の大切さが良く解り、
それが健康(内功)というものに繋がって行く。これが当會館の目指すものです。