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体験談

東海荒尾支部 古川穂高くん

Q:どうしてはじめたの?

古川穂高

お父さんが空手を習うことを教えてくれました。いじめられていて負けっぱなしは悲しいから空手を習おうと思いました。

ほかの道場も見学したけど呈峰會館が一番仲良くなれそうだから入りました。それでもドキドキして入りました。 強くなれるか心配でした。友達できるか心配でした。強い人ばかりでいじめられないか心配でした。でもすぐ友達ができました。うれしかったです。

僕は新しい人が見に来たときは一番に友達になるようにしています。 最初は怖がる子もすぐ友達になれます。

親からの補足

息子が書いたようにいじめられていたのは、恥ずかしいながら事実です。「実際にちょっかい出された。」場合と 「本人がちょっかい出されたと考えているだけ。」の場合の2種類があったと想像しています。 息子は「空手をやればケンカが強くなり、いじめられなくなる。」と考えたかもしれませんが、 親は精神的に強くなれば「いじめをいなせるようになる」と期待して薦めました。

元来、運動神経が鈍いので上達は期待していなかったのが正直なところです。 もう少しスパルタ的な精神論の擦り込みを想像していました。見学前に想像していた練習とは違っていましたが、結果は期待以上にありました。

息子の考えた「ケンカが強くなる。」は事実です。「いじめをいなせる。」は説明が下手ですが「いじめと思っているものが、じゃれあいで済ませられる。」ようになってきています。

この二つが相関しあいますので、相手の手出しが減りながら、息子も「いじめではない」と処理できようになり、トラブルの総数はぐんと減ったと思っています。まだまだ成長途中です。

Q:楽しい?

すごく楽しい。少し強くなれたことが嬉しいです。自信がもてました。組み手が大好きです。同じ年で僕より帯が上の友達がいるので目標にしています。もっともっと強くなりたいです。

学校ではやられっぱなしでなくなりました。ちょっかい出されても3人なら負けません。 館長ごめんなさい。なるべくけんかはしないようにしています。 自分からちょっかいは絶対出しません。館長がいつも言っているし、僕がいじめられるのはいやだったからです。 ちょっかい出されても悲しくなくなったのがうれしいです。「じゃあ、やろうか。」といって楽しめるようになりました。

呈峰會舘の組み手では、強い人が多いので一所懸命です。同じ年代でも、ものすごく強い人がいていつもやられっぱなしです。 組み手は試合でなく、練習だから色々なことを教えてもらいます。新しいことができるようになるとまたうれしくなります。 運動が好きになりました。空手、サッカーが好きです。学校で空手がないのは悲しいです。 他で習っている子とも空手の話ができて楽しいこともあります。呈峰會館は組討道だから、違うところがあります。ちょっと特別な気持ちになってうれしいです。かっこいいと思います。

道着もカッコいいです。でも先生や先輩が着ている古いタイプの道着が好きです。古いタイプの道着を着ている人は上手な人が多いので、僕は両方の道着が欲しいです。 上手になったら古いタイプのほうの道着が着たいです。でももう品切れで有りません。ぴかぴかよりぼろぼろがカッコいいです。

東海支部に兄弟で強いお兄さんがいます。組み手のときは急いで前に行かないと順番が来ないので走っていきます。

大高支部にも強い先生たちと強いお兄さんがいます。強そうで怖そうでした。一回話すだけでニコニコしてくれて、すごく色々教えてくれました。東海支部にも練習に来て、いろいろ教えて欲しいです。

親からの補足

息子は、運動神経、鈍いです。走り方はドタドタしていましたし、動作に「頭を振る」が伴っていました。「頭を振る」行為は非常に心配していました。 自分の体勢が認識できなく、考えなしに手足を振り回すのが「運動」と考えているように思えました。呈峰會館の基本練習では体の軸を作ることをしていただきました。 また筋肉の使い方を教えていただきました。最近、館長は「特に下半身の充実」を課題にしてくださいました。息子は言葉で理解できないようで、ある程度、反復で覚えています。

組み手というものを行います。これは試合形式の叩き合いのようなものですが、これで「自分の軸」がしっかりしていないと 「簡単にひっくりかえされる。」事を経験していました。「倒れない自分」ができ上がっていくことを楽しんでいるようでした。 特に運動神経が鈍い分、上達の進度が大きく、実感できるようです。

またライバルの存在を楽しんでいます。集団競技とは異なり、組み手になると数秒前には横にならんで一緒に練習していた人間が、次の瞬間には競争者として相対します。 殴り合いの相手に変わるんですが、組み手が終わるとまた横にならんで一緒におしゃべりを始めます(おしゃべりは褒められることではなく、館長にゲンコツされますが・・・)。

また複数対複数の集団競技も行いますし、先生対複数のような変則の練習もします。これは組討道が護身術であることからだと思いますが、 これらによって人との慣れ合い、馴れ合いが培われていく物だと思いました。(館長がどのように考えられているかはわかりません。私感です。今度聞いてみます。)

先生対複数は一度見学されると面白いと思います。子供たちが作戦会議をするんですが、大体はろくでもないことを考えて、果敢に実行します。 結果はほぼ先生が勝ちます(先生もプライドがむき出しになります。ハンデもあり、気を抜くと負けますから)。 このときは「先生vs子供たちとその応援者(両親含む)」の図式になり、異常な盛り上がりになります。

Q:何か変わった?

自分では前より強くなれたと思います。でももっともっと強くなりたくなりました。 館長先生、東海支部A先生、大高支部Y先生、B先生、N先生、A先生、みんな強くて優しくて好きです。 教えてくれて大好きです。先生みたいになりたいです。もっともっと強くならないとなれません。お父さんは「強い人ほど優しい。」といいます。

ちょっと怖いけど、いつか先生と試合が出来るようになりたいです。お兄さん先輩達も大好きです。僕の知らない技をいっぱい知っています。 今はいっぱい話ができて嬉しいです。東京に行ってしまったお兄さんにも「ふらふらしなくなった。」と言ってもらえました。 練習したからだと思います。同じ歳ぐらいの友達で強い人がいっぱい増えました。焼肉したりしても友達が増えています。昇級試験のときに会って話したりしています。

今は組討道になりました。組討の練習合宿(組討会)に参加したいです。
東海支部は人が多くなったので、大きな場所に引越ししました。広くてきれいなところです(しあわせ村)。これもうれしいです。
大阪に行ってしまった先生にも、今の僕を見てもらいたいです。

親からの補足

息子が書いているように「強く」なりました。びっくりするぐらい強くなりました。 いじめていた相手連中と2回ケンカになってしまったようですが、勝敗は逆転したようです (つかみ合いだけで呈峰會館の技は使ってないそうですが少し不安が・・・)。まるで漫画です。

館長がおっしゃるように「続けていれば強くなるのは当たり前。」と言うのは事実でした。 ですがこの一点だけでは良いことではありません。最もうれしく思っているのは「気持ちの部分が強くなったこと」です。 これも館長がいつも子供の前で話されていることです。私も、力のみでいじめがなくなり、本人が穏やかに過ごせるわけではないと思います。 逆に高年齢になれば陰湿化しやすい(孤立しやすい)と言う心配をしてしまいます。 先生方の談話、振る舞い、目上の先輩や色々な世代とじゃれあったり、話し合ったり、していく中で作り上げて行っているのかなと想像しています。

強くなったのはケンカ(あえてケンカと書いています)が先か、気持ちが先かはちょっとわからないですが、 生きる力(いつかは器と書きたいですが)が上がったといったイメージでしょうか。どちらかのみでは将来が絶対上手くいかないと思います。 まだまだ問題はあると思っていますが、息子の中で「ケンカ」ではなく「組討道」として昇華させていく途中だろうと期待しています。 諸先輩方の器が大きいのでケンカ馬鹿にはならないと安心しています。人格形成の上で大きな糧にしてもらえると思っています。

今は、「ほんの少し強くなったこと」に振り回されている傾向があり、最良の状態とは言えませんが、これも過程であると理解しています。 いきなりすばらしい人格ができるとは思いません。熟成されれば良いと思います。

「医者になる」「警察官になる」などの遠い将来ではなく、身近にいるヒーローを目指して、自分の振る舞いを、子どもながらに注意しているようです。 この状態がつづけば、かっこいい人間になってくれると確信しています。

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